カーコーティングとワックスは別物?

それぞれの特徴を紹介します

晴れた日に愛車の洗車をした後は、きれいな状態を少しでも保ちたいものです。その願いをかなえる方法としてワックスとカーコーティングがありますが、どちらも別物だと理解している方は少ないでしょう。こちらの記事では、ワックスとカーコーティングの特徴やメリット・デメリットなどを解説しています。自分に合った方法を選べるようになるので、ぜひ最後までお付き合いください。

1. 「ワックス」と「カーコーティング」は似て非なるもの

洗車をして施工するので、「ワックスとカーコーティングは同じもの」と思っている方も多いでしょう。表面にツヤを出したり、汚れの防止をしたりといった効果はありますが、実際には明確な違いがあります。

1-1. ワックスは「蝋(ろう)で保護膜を作る

ワックスの成分はおもに蝋(ろう)や樹脂などで、固形タイプの製品がほとんどです。専用スポンジが付属していることが多く、それに適量をとって塗ることでボディに保護膜を作ります。塗った後はすぐに拭き取ることで塗りムラが少なく、だれでも簡単にツヤやはっ水効果が得られるのが特徴です。

1-2. カーコーティングは「樹脂系やガラス系素材などで保護層を作る」

コーティングの種類によって樹脂やガラス系の素材が使われており、液体状の製品になっています。専門店でプロが施工する以外に、カー用品店で購入し自分で行うものもあります。施工には手間がかかるものの、強固な保護層を作ることでワックス以上に効果が持続し、洗車だけで汚れが落ちるのはコーティングの大きな特徴です。

2. ワックスのメリット・デメリットとは?

簡単に施工ができるワックスですが、メリットだけでなくデメリットも存在します。それぞれ3つずつあるので、解説していきます。

2-1. コーティングよりも安価で施工できる

ワックスの最大の特徴として、コーティングよりも安価に施工できることがあげられます。ワックスの価格は1,000円以下~数万円ほどと幅広く、使われている素材によって価格が違います。

2-2. 技術がなくても手軽にツヤや輝きが得られる

コーティングを自分で行うには多少の技術が必要になりますが、ワックスは誰でも簡単に行えるのが嬉しい点です。洗車をした後に付属のスポンジに適量をとって、ワックスを薄く塗り広げるだけと、簡単に施工できます。その後に拭き上げることで塗りムラができにくく、誰でも美しいツヤが手軽に得られるでしょう。

2-3. はっ水効果が得られる

手軽に美しいツヤだけでなく、はっ水効果が得られるのも大きなメリットです。安価にツヤ出しとはっ水効果の2つが実感できるのは、ワックスならではでしょう。

2-4. 効果が長続きしない

デメリットとしてあげられるのは、効果が長続きしない点です。施工してからどんなに長くても2週間しかもたず、定期的な洗車とワックスがけが必要になるので手間がかかります。

2-5. 汚れがつきやすい

ワックスの成分は蝋(ろう)や樹脂なので、汚れが付着しやすいのがデメリットです。洗車をしても落ちないことがあるので、汚れが目立つ可能性があります。

2-6. 雨や熱などですぐ劣化する

雨や熱などの影響を受けやすく、劣化が早いのもワックスのデメリットです。劣化したまま放置しておくと、ボディの色あせや塗装が剥がれる原因につながります。

3. コーティングのメリット・デメリットは?

ワックスにメリット・デメリットがあるように、コーティングにも存在します。こちらもそれぞれ3つずつあるので、解説していきます。

3-1. ワックス以上にツヤや輝きが持続する

ワックス以上に深いツヤや輝きが長期間持続するのが、コーティングのメリットです。ワックスでは最長でも2週間しか持続しませんが、コーティングなら数カ月は効果が得られます。

3-2. 雨染みや色あせ・キズを防ぐ

車のボディは紫外線や酸性雨など、さまざまな要因によって色あせや塗装の劣化がおこります。コーティングをしておくことでそれらから守ってくれるだけでなく、硬い被膜でキズも防いでくれるのは大きなメリットです。

3-3. 洗車が楽になる

コーティングをした後は汚れが落ちやすく、水洗いをするだけで十分です。洗車のあとにワックスを塗るといった工程がないので、時短にもつながります。

3-4. ワックスに比べ費用がかかる

ワックスは1,000円以下で購入できますが、コーティングにかかる費用は3万円~10万円以上と、とても高価です。コーティングの種類だけでなく車のサイズによっても金額が違うので、施工前に確認しておきましょう。

3-5. 施工に時間がかかる

コーティングはワックスと違い、施工にとても時間がかかります。洗車で落とせない汚れの除去や研磨などの下地処理をしてからコーティングするので、数時間~1日はみましょう。

3-6. 定期的なメンテナンスが必要

コーティングの種類によっては、定期的なメンテナンスをする必要があります。施工した店舗で行ってくれることもあれば、自分で行えるようにメンテナンスセットを渡される場合もあるので、手間がかかるのはデメリットといえるでしょう。

4. まとめ

ワックスとコーティングは似て非なるもので、それぞれにメリット・デメリットが存在します。ワックスのほうが安価に行えますが、コーティングの方がさまざまな汚れやキズから守られるだけでなく、洗車が楽になるのが嬉しい点です。愛車をきれいな状態で乗り続けるためにもどちらかを行いましょう。「株式会社 REFFECT」では、車のカスタムやドレスアップなどを行っています。ちょっとしたすりキズから塗装まで対応しているので、愛車のことでお困りの際はぜひご来店ください。